外科行動計画 --5日--
術後7日目 開腹肝部分切除術
環境整備
塵やほこりなど病室内の汚染は感染の誘引となる。
手術侵襲や栄養状態が低下しているため感染の危険性は高く、病室内の保清を図る必要がある。
創部痛は軽減してきているため離床することが多く、移動範囲における足元の物品や水滴など転倒の誘引を除去する。
また、ベッド周囲の環境を整えることで、輸液やドレーンの抜去事故を予防する。
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直接介助
不安を持つ子供のための教育指導
縫合部があることやドレーン留置と外界との交通路があるため感染の危険性が高まっているため予防する。
処置と同時に創部の出血や浸出液の有無、性状など回復状況や、異常の有無についても観察する。
介助は無菌操作を徹底し、不必要な露出を避け、絆創膏を貼るときは筋肉の走行に沿って貼ることで体動によるずれや牽引感を軽減する。
バイタルサイン測定
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術後7日目、ムーアの分類では第Ⅲ相の同化期、筋力回復期にあたる。
たんぱく質代謝が同化傾向となり筋力が回復する時期にあたる。
バイタルサインが安定する時期でもあるが、手術創は広範囲であり体動時の創部痛も続いている。
ドレーンや輸液管理と感染の誘引が多く、肝切除に伴う出血傾向とバイタルサインの観察が大切である。
全身状態としては、縫合部やドレーン刺入部、輸液刺入部の発赤、腫脹など感染の徴候を観察する。
また、腹腔ドレーンの排液量や性状、浮腫の有無や頻脈、血圧変動と出血やリンパ液漏出の徴候を観察する。
また、術後イレウスを予防、徴候を早期発見するために腸蠕動音を聴診し、排泄の有無や性状についても本人から聴取する。
全身清拭
どの大学を選択する
皮膚の汚染は創部感染を起こす可能性を高める。
術創の回復過程において入浴は禁忌であるため清拭にて保清を図る。
背部や下肢末端以外は自己での清拭可能であり、保清行為の自立のためにも、可能な範囲の清拭は自己にて行ってもらう。
清拭の時は創部の状態を確認できる機会でもあり、創部の状態やガーゼが剥がれていないかなど、感染の誘引についても観察する。
また、保清の必要性について説明し、発汗による不快や汚染を感じた場合は言うように促す。
歩行訓練、散歩
歩行時の創部痛はなく、本人も離床に積極的である。
散歩や景色を眺めること、他の入院患者と接することが楽しみの一つでもあり、楽しみながらADL自立に向けて練習となる。
また、活動により腸蠕動運動の促進も期待できる。
現在ヘルニアに伴う右下肢の痺れはないが、貧血や出血傾向があり、めまいやふらつきなど観察し、転倒予防や肝血流量の維持を図る。
バイタルサイン測定
バイタルサイン測定し、AM測定時との変化に注意観察し、身体影響や異常の有無を把握する。
足浴
(風呂場で座高の高いアルミ椅子を使用する)
前屈時に創部痛があり自己での下肢保清は困難となっている。
入院前は毎日入浴しており、清潔に対する欲求も強い。
本人も下肢の汚染に不快を感じており、足浴により清潔欲求の充足が得られている。
離床行動により下肢の疲労もあると考えられ、血液循環促進、疲労回復の効果も期待できる。
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